「Rain Tree Crow」。
直訳すると「雨、樹、烏」。。。この言葉。
後から意味をなすと何処かのインタビューで「David Sylvian」は答えてましたっけ。
90~91年、JAPANの元メンバーが再集結して完成させたプロジェクトである「Rain Tree Crow」。
だがしかし、契約元のVirginとのいざこざ(JAPANの名前を出したかった)やメンバー間の方向性の違い等によりアルバム1枚とシングル1枚で消滅。
その後、JBK(Steve Jansen、Richard Barbieri、Mick Karn)とDavid Sylvianのソロに分かれて行く。
楽曲はJapan後期に近くそれぞれのパートに磨きがかかったものばかり。
まずは、Openingの「Big Wheels In Shanty Town」は、JBKのライヴで定番曲として演奏されてましたね。
Davidのソロやロバート・フィリップとのコラボでも演奏された「Every Colour You Are」は、もう「David Sylvian」の歌声ににノックアウト。
タイトル曲の「Rain Tree Crow」は静かにこのアルバムのコンセプトを聴かせてくれる。
ソロのインストベストにも入った名曲「Read Earth」などと続いた後、超名曲「Blackwater」。
この「Blackwater」における「Steve Jansen」のスティール・ドラムが無茶苦茶カッコい良く、添えるように流れる「Richard Barbieri」のキーボード、そして優しく歌い上げるDavidの声。
この以外にも名曲ぞろいで、特にインスト系は、JBKの3人が居ないと駄目なのよね。